子供といっしょ〜子供の偏食、好き嫌いがあっても大丈夫
richgirlです。
我が家の長女は今年9歳になりました。
9〜10歳といえば、大人の階段をのぼる手前、ということで「反抗期」とはっきりいえない難しい時期なんだとか。私がよく参考にしているシュタイナー教育ではこの時期「ルビコン川を渡る」という表現が使われています。
「ルビコン川を渡る」は古代ローマ時代の戦士・シーザーが「賽は投げられた」という言葉を発して後戻りできない決意をもってルビコン川を渡ったこと、つまり自我・独立の一歩のことを指しています。
その分、ぐいっと大きく成長する時期、と聞いていたので以前からドキドキしていました。うちの長女は繊細で何かと難しいので、どうなるんだろう。。と。
そして、この夏9歳を迎え過ごした長女を見てこの言葉を思い出しました。
いま、私の手から長女が一歩離れていったな、となんとなく感じます。
同時に、あんなに心配していた偏食・好き嫌いがすーっと解決していきました。
長女はほんとに好き嫌いが激しく、恥ずかしいのですが幼稚園では有名でした。
1歳で保育園に入るまではなんでも食べたのですが、だんだん偏食が激しくなりました。自然派の美味しいご飯を出してくれる保育園を選んだのですが、ご飯以外ほとんど手をつけず。
3歳からの幼稚園のお弁当では先生が「好きなものでいいので完食させてあげてください」というので、ほぼずーっと同じメニュー。
ご飯、パンなどの炭水化物は大丈夫。
肉、魚、野菜、フルーツ全てダメ。卵、豆腐ダメ。
細かく切って入れるが、野菜はどんなに小さくても吐き出す。
ゼリーやアイスクリームもダメ。
牛乳や野菜ジュースなら飲める。
という状態でした。
タンパク源は卵は加工品に(オムレツなどはNG)、豆類はきなこのみ、フルーツはかろうじてりんごのみ、野菜はじゃがいも・さつまいものみ、、と戦時中のような食事で一時期過ごしていました(涙)
食材は無農薬だの、畑を借りたり、きのこを栽培したり、市場に行ったり、工夫しました。一緒に料理もしました。子供向けの料理の本を買って作りたいメニューを作ったり。(作って出来ても食べませんでした。料理は楽しんでました)
どんなに泣いたことか。どんなに叱ってしまったことか。。ママ友に心ないことを言われ、私が何もしてないと思ってるの?と言い返したこともあります。
それが徐々に食べれるようになってきて、まずは1年生の給食で厳しい先生につまずき、、2年生で理解ある先生にあたり、はじめて完食、子供も私も泣きました。
徐々に量を増やして、3年生になってもまだ「給食がいやだ」とお休みしたがる日もありました。
ほんとに最近です。手放しでもろもろ食べれるようになったり、目新しい食材を「食べたい」と言いはじめたのは。
いろいろ悩んで、検索して、できる限りのことはやってきました。
偏食を直す方法!とか検索するとみなさん、だいたい同じようなことをいいます。
・一緒に料理しましょう
・細かく切っていれましょう
・新鮮な野菜をジュースなどにしてみる
やってみるといいですよ。やってみて解決する子が多いから、そういうんでしょうね。そんなんで解決するならそれはただの「手抜き」だったんでない?と言ってやりたくなります。
それでも解決しない人は、
・ごはんだけ食べてればOK!ごまとのりをたべれたら、しおおにぎりにして食べる!
これでいいそうです。
ごはんには多少の食物繊維、あとはゴマ・のり・塩のミネラルで。
うちの子、これで大きくなりましたですよ。病気もしましたが、インフルは偏食の一番激しかった幼稚園時代一度もうつりませんでした。
たくさん傷ついたお母さんへ
・保健所の栄養士相談なんてほんと頼りにならないから、行かないほうがいいですよ。栄養士の話は「完璧」を目指すので一番傷つきます。その子を理解しようとしないで教科書に書いてあることそのまま言うような人も多いです。
・実家の義理のお母さんにも何か言われたら「すいません、息子さんは小さいころどうでしたか?」と言いましょう。「うちの子はなんでもたべた→すごいですね、私もそうだったので誰の遺伝でしょう?」「うちの子も食べなかった→そうなんですね、安心しました。どんな工夫をされました?」と適当にいい風にまとめましょ。
・あと、子供の体質によっては野菜の成分が合わない子もいるそうです。野菜は大切だけど、残留農薬もあるし無農薬でない限り「体にいい」とは言えません。無理せずいきましょう。
・「小さい時代にいろんなものを食べさせましょう」とうたう教育本がたくさん、あります。それができるならそうしたいものですよね。でも出来ない(子供が受け付けない)なら、しなくてもいいってことです。子供は本能で生きているから、子供がきちんと選んでいる。その子にとっていらない選択肢なのです。
また基本的にかなりの偏食は
味覚が冴えている
というのが主な理由のようです。
「野菜の苦味やえぐみ」「食材の味」が人1倍強いために、受け入れられないということもあるのです。ある意味将来楽しみですよ!ポジティブに考えると。
「子供は自分で体に必要な栄養素を選んでいるので好き嫌いは気にしなくていい」と言われたこともあります。牛乳とか、肉とか、本来日本人が取らなかった食材もあたりまえのようにあります。無理に食べなくても死なない!
一番大事なのは、
好き嫌いがその子にとってどのくらい大きな問題か?
ってこと。
好き嫌い以外にどんな問題がありますか?
他の問題はどうですか?
自分の子どもを見つめてみると、、
好ききらいってそんなに大きな問題じゃないことに気づきます。
他にいいところ、いっぱいあるよね。
だから大丈夫!
もう少し、待ってみてください。
時間が解決してくれると思う。
ほんと、長くて待つのがいやになるかもしれないけれど、、
周りの言葉が母である自分と、その子を傷つけてしまいます。
私も「周り」の目がいやで子供をたくさん叱ってしまいました。。。。
あまり気にしないように、気にしない、、他人は所詮「他人事」です。