richgirlの本レビュー〜正しい育児書「母脳」育児の答えは自分で見つけるための心得がここに

richgirlです。

 

ちまたに溢れる育児書に翻弄され続けている2人の女の子の母です。

 

本屋さんに平積みにされていたので、出会えた本。売れているのでしょうか?そのへんはどうでもよいのですが、平積みにされるべき本だなあと思いました。

 

著者の黒川伊保子さんはもともとは大手企業でロボットを開発されていた方だとか。で、専門は「脳科学」。いまはその研究を生かした会社を立ち上げていらっしゃいます。間違ってないかな?

たくさん本を出版されている方らしいのですが、私は初めてお名前を伺いました。

 

とにかくムカつく本です。ワーキングマザーが少なかった頃に第一線で頑張りながら、完璧な一人息子を育てあげたんですって。それを堂々と謙遜なくおっしゃるから。こんなこと言われたら私みたいなひねくれ母は読むのを途中でやめちゃうところ。

 

しかし、そんなこともなく読破できたのは、やはり黒川さんのお言葉がソツがなく、的を得ていているから。ご自分の武勇伝も自慢語りでなく、あえていえば研究成果のひとつとして語られているので、これはもうしょうがない。子供が生まれたときから思春期後にいたるまで、「母」であるための心得がここにありました。

 

黒川さんは男の子1人育て上げたので、特に男の子のお母さんに役立つポイントが多く、女の子母の私には読み飛ばしたい箇所も多々。が、とても参考になる内容がたくさんあって女の子ママにもおすすめです。

 

ただ、これはあくまで「脳科学」に特化した方の著書。育児はもっと広い観点で切り込みできる分野です。この本の意見に合わない人もいるでしょうね。私には非常に参考になったし、これからも折をみて読み返したいと思う本でした。

子供もいろんなタイプがいるし、母も同様。自分にしっくり合う育児の答えを自らみつけていくしかないんですわね(涙)

 

この本の中で気に入った言葉

「人は失敗することでしかバージョンアップできない。」

なんというか・・意味は頭ではわかっているものの、いままで身につかなかった言葉。今回この言い回しでようやく納得できました。失敗を飲み込んでバージョンアップ、しましょう。