子供といっしょ〜小学生の習い事はどうする?私の心に決定打をくれた「習いごと」トリセツ

richgirlです。

 

我が家の小学生ズがこの夏スマイルゼミをはじめました。

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学年が上がるにつれ、金額が上がるシステム。小学生2人だと年間支払いしたとしても1ヶ月おおよそ1万円とカウントできるくらい。

とくに受験をするわけでなし、小学校の成績も良いほう。小学生のうちは「学ぶ」より「遊べ」推進派の私ははっきり言って不本意です。

 

長女はその分スイミングをやめてもいいと言い出し、、ただでさえ外遊びが嫌いで運動オンチ。まだ逆上がりどころか、でんぐり返しもできないのに今やめたら体づくりに支障が出るのでは・・と家計に余裕のない母はなんだか頭がこんがらがってきました。

 

 

そんな時、手にしたのが

「習いごと」取り扱い説明書。

親の「よかれ」は、ほんとうか?

地に足をついた育児雑誌「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」の編集部の本です。

 

 

いままでたくさんの習い事関係の本を読んできました。

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とかね。。でも他にもいろいろ読んできました。それほど「習いごと」に関して自分の足元がぐらついてたんです。何のために、何がいいのか。。小さい頃に始めないとまずいのか、お金を幼少期から使うべきか、、とかね。

 

でもこの「習いごと」トリセツのおもな結論はこんな感じ。(私なりの、です)

・未来は予測不能。

次の時代を先取りしている子供たちに「いま」の価値観で見据えた将来を与えても邪魔していることになる。目的と結果が違うものになる可能性も高い。

 

・子供の「いま」を大切に。

習いごとを「好き」「やりたい」ならやらせてあげる。楽しめるならよい。でも時には「休む」という選択も視野に入れてあげる。結果を求めず「経験」と考える。あとで別の形で役にたつ時がくる。

 

・いちばん大事なのは「一人遊び」。

楽しく遊ぶことで自然の法則を学ぶ。それによってなにもないところからなにかを創造していく喜びとノウハウを見つける。また、人間は結局ひとり。一人遊びができる人は強い。

 

・いちばんの基本は、体力。

体を自分なりにいちばん楽に使える方法でよい。その子なりの最適の体力が最優先。

 

・次に大事なのは再生力。

子供を見守り、失敗からアップデートするのをじっと待ってあげることが親には必要。

 

・3番目に大事なのが適応力。

「みんなのなかでうまくいく」のではなく、変わりゆく時代(機械化など)のなかで自分流に物事に適応していく力のこと。

 

 

 

あと、気になっていた「早期教育」に関してですが

ピアノ、バイオリン、スポーツに関しては早くにやる意味はあるとのこと。ただし、親の自己責任で。

子供が楽しいかどうかは別。遊びたい時期に強制してあとで心理的副作用がおきる可能性も。スポーツは体の負担にならない程度が望ましい。

 

3歳児神話は「3歳」は非常にアバウトな数字でいうなれば「0歳」という意味なのであまり気にしない。環境で変わるような性格的なものは青年期までにつくられる。

 

絶対音感ははっきりした答えはなし。絶対音感とは違う相対音感(音どうしの関係性の感覚)というものもあり、そもそも何のための才能か見極めること。

 

「英語」「プログラミング」の先取り学習

グローバル化やIT化のためを考えているなら効果は疑問。英語は本人のやる気がないと効果薄い。自動翻訳機がかなり高性能になってきているのもありますよ?プログラミングより日常生活などの「基本的なこと」をもっと大事にしてあげるほうがいい。

興味がある、必要になった、という時に取り組めばいいこと。先取りの効果は疑問。

 

 

なんというか、ぜんぶ親の自己責任でやりなさいよ的な感じですよね。それも自分の子供をちゃんと見て、判断せよと。

 

第一に、子供が「やりたい」世界を見つけたら、「挑戦」させてあげることも大事で、それを「休ませて」あげることも大事。(子供の自主性)

また、親がしっかり子供を見て「向いている」と思ったことはやらせてみる価値があると思いました。様子をみて子供がつらそうだったら潔くやめる。(親の見極め)

 

一番無駄なのは「子供の将来のためだから」が子供の「いま」を壊してしまう時。

いま子供がやりたいことを止めて「将来のため」とやらせること。自分が過去で必要だったこと(失敗したこと)を「あなたのため」とやらせること。親の見極めと自分のわがままとが混同しそうなのですが、微妙に違うので難しいところです。

 

 

この本を読んで、そろそろもう迷わないかなと思いました。また壁にぶちあたるかもしれませんが・・特に英語教育はもう無理にやりません。ここ、一番私がすっきりしたとこかも。

 

スイミングも子供には運動苦手な長女が唯一、自分でやってみたいと言ったスポーツ。休み休み本人のペースで進めようと思います。

スマイルゼミは子供が始めたいと言った「勉強方法」。タブレットという形式が頭の古い私が否定的だっただけ。あと、受験しなくても勉強が得意なら伸ばせばいいこと。

 

そんな感じで頭の中で整理ができました。教育費の使い方にもやもやしていたけど、夫にもちゃんと説明できそうですわ〜