たくさんの変化、喜びと別れと葛藤

2017年は忘れられない年になりそう。

 

初の家族で海外旅行に行ったことはもちろん、ようやくいろんなことを真剣に考えさせられるようなことがたくさん起こった。いままで甘ちゃんだったんだな〜と恥ずかしく思う。

 

 

子供の成長ぶりや、両親が老いていくこと、そしてそれに伴う責任感と自分の限界など。そういうひとつひとつのことに向き合ってふがいなさに落ち込んだり、喜びを噛み締めたり、現実にがっかりしたり。

もういろんなことが力まかせじゃ太刀打ちできないのは、少し前から気づいていたけれど、ますます自分のキャパ以上のことをなんとかこなす能力が必要になってきた。

 

 

父親の余命を受けたときは、どんなに父が私の支えになっていたのかを改めて思いしらされて、落ち込んだ。

何かが指の間からすり抜けていき、「私は、失ってしまうんだ」という思いが止まらず、でもその思いをどう処理したらいいのかわからない。今もその感覚は続いている。

子供たちに影響を与えていないといいけれど、、子供って本当に敏感で、私の感情に目に見えないところで何かしら感じとってしまうから。これはうちの子だけでなく、他の子供を見ていてもそう思う。。最近次女が幼稚園のあとすぐ家に帰りたがるのは影響しているのだろうか。

 

 

子供たちが自立をしはじめ、いろんなことが楽になってきた、と同時に、もういろんなところへ一緒に行く必要がなくなってきたんだな〜とさみしく思う。

赤ちゃんのころお散歩で連れていった公園や幼児ひろば、2人を連れてしょっちゅう行ったお気に入りの店、手をつないで訪れた思い出の場所、すべてがキラキラと輝きながら、感傷的な気分になってしまう。

もちろん、子供の成長が嬉しくてたまらないし新しい局面に入っていくのだなあとわくわくする面もある。

 

ただ、私はもともと、こういう「節目」の気持ちの切り替えが苦手だったのかもしれないと思う。

大学を卒業するときもなかなか「学生気分」から卒業できなかった。学生時代からお付き合いしていた人とも、「自分が楽しかった時代」を抜け出すことができなくて、清算するのにかなり苦労した。(かつてヒットした漫画、柴門ふみの「同・級・生」でちなみが「もう学生時代の自分じゃない」ことに最後気づくまでの葛藤と似ていた)

 

40をすぎて、なかなか思い切りがよくなってきたな〜と思ってきたけれど、まだまだです。。そして思うことは「いつまでたってもこんなことで悩んでそうな気がする」。

 

 

別れが自分を強くするのは知っているけれど、、もう少し待って欲しかった。もう少し父と向き合う時間が欲しい。なぜ、今?今はすごくタイミングが悪い。そこまでしないと私が成長できないのだろうか?神様、お願い。もう少し待ってくださいと思わずつぶやいてしまう。

 

もっと強くなりたい。