子供といっしょ〜素敵な大人に出会ったら

richgirlです。

 

挑戦することが嫌いで、習い事などめったにやりたがらない長女ですが、いったんはじめたものはコツコツ頑張れる子です。

 

昨年夏休みに短期で入ったスイミングスクール。妹といっしょに、ということで渋々承諾しましたが、おメガネにかなったようで今では毎週通っています。(次女は離脱)

 

夏休みの短期に長女に教えてくれたコーチが中でも評判が良い(らしい)方で、大人が苦手な娘でも打ち解け、よくコーチの話をしていました。今思えばそのコーチのおかげで水泳教室に通えている気がします。

 

入会後はそのコーチは上級クラスのため、ご教授に預かることはできませんでした。が、教室であえば「〇〇さんだ」と声をかけてくれた、とのこと。

 

そのコーチが退職するという話をぐうぜん耳にした娘は「今日たまたま話してるのを聞いたんだ。明日辞めるから、って言ってた」と、まっすぐに言いました。重くはないけれど、その言葉にただよう静かな哀しみを感じました。

 

ただ単純に最初に出会ったコーチとの別れが寂しいんだろうな、と思いつつ、要領が悪くなかなかよい師に巡り会えない娘にとっては、そういう大人がいなくなることが残念なのかなと感じました。あくまで主観です。

 

夏休みの時、私は休憩室でこのコーチが資格を得るため勉強していること、そのために頑張ってしていることなどを話しているのをたまたま耳にしていました。なので、娘にもそのことを伝えました。彼がこれまでがんばってきたその先へ向かって次のステップに進んでいるのだろうね、と。「素敵な大人に出会ったね」というと小さく「うん」と答えた娘。

 

とても小さな、出会いと別れでした。いつか忘れてしまいそうな、この素敵な大人との娘の小さな出来事は、娘にとって大事な心の積み重ねになったような気がしました。